2018年6月7日木曜日

にこ鍼灸治療室ができる前


 街を歩いていて新しいお店を発見すると、前は何のお店だったかなぁと考えることがあります。

 にこ鍼灸治療室ができる前、この場所には帽子店がありました。
100年以上続いた帽子店でしたが、残念ながら父が亡くなり店を閉めました。

 夫は帽子店を継がず鍼灸師になりましたが、生まれ育った場所で治療室を開きたいと京都に戻ってくることにしました。業種は違いますが、同じ場所で仕事をし、暮らせる喜びを感じながら日々過ごしています。

 父がなくなり今日で8年がたちました。今でも時々、帽子を作って欲しいという電話があります。父は「一つ一つを丁寧にきっちりと作ることが大切」とよく言っていました。

 私たちも、お一人お一人丁寧に施術させていただくことが大切だと思っています。仕事は違えど父の心を受け継いで、日々を積み重ねていきたいと思っています。


数少ない帽子店だったころの名残
治療室のカウンター下に飾っています


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