先週の慈悲の瞑想の続き、痛みのある時にとても効果があると感じたものは、ヴィパッサナー瞑想というものです。「今この瞬間の自分自身をよく観る」瞑想。ヴィとは「ありのままに・明瞭に・客観的に」、
パッサナーとは「観察する・観る・心の目で見る」という意味だそうです。
ヴィパッサナー瞑想という言葉を私が知ったのは今から30年ほど前。友人がその瞑想の合宿に参加してきたというのです。オウム真理教事件の数年後だったので、私は警戒しながら話を聞いていたのですが、特に宗教色はなく、入信を勧められるなどもなく、自分を見つめ内観する合宿で、素晴らしい経験だったと友人は話してくれました。合宿参加中は参加者と話すことも目を合わせることも禁止で、一週間ほど内観するのは私には難しそうだなと感じたことをよく覚えています。
今回ご紹介するのは、コミュニケーション一切禁止ではなくて、ヴィパッサナー瞑想の3原則の①スローモーション、②実況生中継、③感覚の変化を感じ取る です。
痛いときこそスローモーションで動く、そして無意識に動くのでなく今行っていることを、頭の中で簡単な言葉で確認すること。最後に、感覚の変化を感じ取ること。手を上げたり、歩いたり、座ったりするたびに、身体の感覚が変わります。その変化を感じ取る。ずーっと痛いのではなく、この動きでは痛みがない、この動きでは痛みが軽いなど、感覚の変化を感じ取れると改善も早いです。
そして不調がある方ばかりでなく、不調のない方が心地よく身体を動かすよいきっかけになると思います。実況中継をすることで、自分の身体や動きのくせに気づくかもしれません。
ご興味を持った方がいらっしゃったら、ぜひお試しください。
健やかな日々でありますように。







