2018年12月29日土曜日

年末年始休業のお知らせ


12月29日(土)~1月3日(木)までお休みを頂きます。

今年も沢山の患者さんと出会えたことに感謝いたします。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。







2018年12月1日土曜日

「息がはけていますか」

早いものでもう12月。年末にむけて慌ただしくお過ごしの方も多いかと思います。

とても忙しかったり、無理をして頑張っている時、ひとは呼吸を忘れてしまうことがあります。文字通り、『息をつめて』しまうのです。

身体の緊張が強い患者さんに、息を止めて頑張ってしまうことはありませんか?と尋ねると、「よくあります」とか「そういえば」とおっしゃる方が多いです。そのような患者さんでも、治療後には「ふぅ~~」と大きく息を吐いています。

お身体が緩めば、必ず呼吸がしやすくなって、息が吐けるようになります。新鮮な空気を身体に入れるためには、まず息を吐くことが大切です。
ぜひ鍼灸治療で、身体を緩ませてみてくださいね。



二条大橋からの鴨川。
身近な自然に出かけるのも、深呼吸の助けになります。






2018年10月15日月曜日

藤袴とアサギマダラ


 朝晩冷え込むようになってきました。街を歩く人たちもすっかり秋の装いで、季節の移り変わりを実感しています。

 寺町通りでは、14日まで藤袴祭りが開催されていました。ちょうど満開の藤袴の蜜を吸いにアサギマダラが舞っていました。海を渡り2000kmも旅するという蝶々を一度見てみたいと思っていたら、なんとご近所にいたなんて。嬉しい出会いでした。

 寒暖差など季節の移り変わりについていけないと感じている方や、冷えを感じている方は、ぜひ鍼やお灸をお試し下さい。

寺町通りと藤袴
アサギマダラ
ツマグロヒョウモンでしょうか。

2018年8月30日木曜日

地蔵盆




まだまだ暑い毎日が続いていますが、体調はいかがでしょうか。
私たちの町内の地蔵盆も先週末に無事終わり、秋を迎える準備ができました。
学校によってはもう2学期が始まっているところもあるようです。

少し前の話になりますが、五山の送り火の翌朝、夫が大文字に登り消し炭を頂いてきてくれました。京都に戻って以来毎年の恒例行事になっています。

奉書紙で包んで玄関などの門口に掲げておくと無病息災、厄除けになるなどの御利益があるそうです。わが家では略式で半紙と水引で包み、玄関近くに下げています。

長いお休み明けは、体調を崩すこともあるかと思います。ぜひ体調を整えにご来院ください。

涼しくなり始める9月ころから小児はりを受けていると、冬に風邪を引きにくくなります。幼稚園や保育園、学校に毎日通えるような体づくりを、今からしていきましょう。


2018年7月31日火曜日

夜眠れていますか?


こんにちは にこ鍼灸治療室です。

夜眠れていますか?

最近治療室にいらっしゃる患者さん方に、眠りの浅い方が増えています。

6月18日の地震から始まり、7月上旬の大雨、先日の台風と、自然災害が続き安眠できない夜が多かったこと。そして、今年の夏は早くから例年にない酷暑です。ぐっすり眠れないのも無理ありません。

そんな時、お身体にはサインがでています。そのサインがとれるように施術をすると、お身体の緊張がほぐれ、ぐっすりと眠れるようになります。質の良い睡眠を取ることで、更にお身体が整い元気が出てきますよ。

東洋医学では、気の巡りが妨げられると不眠になると言われています。今の時期ですと、冷房による冷えや、冷たいものの取りすぎもその原因になります。夏こそお灸をおすすめします。

ぜひ、酷暑を鍼灸で乗り切りませんか。ご予約お待ちしております。

ザ・夏の風景


2018年6月14日木曜日

梅しごと

小さいころから母方の祖母手づくりの梅干しを食べてきました。市販のいろいろ入ったものより、祖母の塩と赤しそだけで作る梅干しが好きでした。祖母は、野菜はもちろん、かまどで味噌やこんにゃくも手作りしていました。

祖母が年を重ね、手間のかかるこんにゃくを作らなくなりました。梅干しもいつまで食べられるか不安になり、母に「おばあちゃんの梅干しを伝授してもらって」とお願いしました。祖母が作らなくなってからは母が作ってくれるようになりました。

夫はおじいちゃん手作りの梅干しを食べてきました。おじいちゃんの梅干しはとても美味しくて、家族みんなが大好きだったそうです。叔父がレシピを聞いていたそうですが、いざその通りにつくっても同じ味にはならず、今では幻の梅干しとなってしまいました。

京都に引っ越してきて、赤紫蘇の季節に大原の市場に行ったら、赤紫蘇が飛ぶように売れていて、さすが本場大原とびっくりしました。

今年の梅第1弾。追熟中は部屋に甘い香りが漂います。

 今では梅干しを自分で漬けています。祖母や母と同じ、梅・塩・赤紫蘇だけの梅干しです。まだまだ納得のいく味にはなりませんが、毎年の楽しみです。添加物の少ない食生活を送りたいと思っている私たちにとって、欠かせないものになっています。


水につけるとキラキラ光ってきれい

2018年6月7日木曜日

にこ鍼灸治療室ができる前


 街を歩いていて新しいお店を発見すると、前は何のお店だったかなぁと考えることがあります。

 にこ鍼灸治療室ができる前、この場所には帽子店がありました。
100年以上続いた帽子店でしたが、残念ながら父が亡くなり店を閉めました。

 夫は帽子店を継がず鍼灸師になりましたが、生まれ育った場所で治療室を開きたいと京都に戻ってくることにしました。業種は違いますが、同じ場所で仕事をし、暮らせる喜びを感じながら日々過ごしています。

 父がなくなり今日で8年がたちました。今でも時々、帽子を作って欲しいという電話があります。父は「一つ一つを丁寧にきっちりと作ることが大切」とよく言っていました。

 私たちも、お一人お一人丁寧に施術させていただくことが大切だと思っています。仕事は違えど父の心を受け継いで、日々を積み重ねていきたいと思っています。


数少ない帽子店だったころの名残
治療室のカウンター下に飾っています


2018年4月30日月曜日

小さな幸せ


奈良で見つけた四つ葉。
四つ葉を見つけると今でも幸せな気持ちになります。

 子どもの頃に自然の中で過ごしたときの様子を、ふと思い出す時があります。
緑のにおいや風の心地よさ、沢山歩いた後のおにぎりの美味しさなど。
五感で受け止めた記憶は、いつまでも、どんな時も元気を与えてくれているような気がします。

 今のお子さんは、私たちのような昔の子どもと比べると自然の中で過ごすことが減っているかもしれませんが、できるだけたくさん自然の中でいろんな体験をして、大人になった時の元気の素を増やしてほしいなと願っています。

私たちは、お子さまの健やかな成長を願っています。
こどものはりは、その助けになります。ぜひ子育てに取り入れてみてください。



2018年3月31日土曜日

桜の季節は・・・


早起きをして仕事前に、御所の桜を見に行ってきました。
空気が澄んでいて人も少なく、桜を堪能できました。今年は一斉に咲いたので、特に短い期間ですが、楽しみたいと思います。

治療室にいると、外を歩く人たちの楽し気な声や子どもたちの元気な声が聞こえてきます。そんな声を聞いていると春の明るさを実感します。
皆さんはどのように春を楽しまれていますか。

春は、東洋医学では肝の気が旺盛になる季節です。肝は、肝臓や胆のう、目、感情では怒りと関係が深いと言われています。私たちの身体は、季節と共に変化していきます。気になる不調の原因は、季節の変化に身体がついていけないことかもしれません。
東洋医学、鍼灸でお身体を調整してみませんか。お待ちしています。


2018年2月4日日曜日

立春招福



きょうは「立春」ですね。
毎年この時期になると、光が冬から春になったなぁと実感します。
グレーがかった冬から軽やかな春にかわっていく、春への期待がふくらむこの季節が好きです。

鍼灸治療の際に、脈診といって脈でその方の状態を診ますが、季節によって脈も変化しています。春には春の脈になるのです。

 患者さんの中には、季節の変化と共に身体や気持ちが変化したことにお気づきになる方もいらっしゃいますし、季節の変化に身体がついていかないという方もいらっしゃいます。気血が整うと、季節の変化に身体が対応できるようになっていきます。

 ぜひお身体を整えに鍼灸治療を受けてみてください。お待ちしております。