2026年9月28日月曜日

恩送り

 数週間前のこと、いつものように朝食前に近所の地下水を頂きに行った夫が、その日はなかなか帰ってきませんでした。どうしたのかな、遠回りして散歩でもしているのかなと思っていたら、「怪我しちゃった」と言う声が階下から聞こえてきました。

 


何事かと様子を見にいくと、地下水が入っているはずのガラス瓶は割れ、それを入れていたエコバッグまで破れています。そしてなぜかオリエンタルなお香のような香りが漂っていました。

 

お水を頂いた帰り道に、歩道に落ちていた桃の実に足をすべらせて転んでしまったとのことでした。なんとか立ち上がったものの、転んだ際に腿裏を痛めて動けずに固まっていたところを、偶然通りかかったインド人女性のドクターに助けてもらったそう。動けない夫に代わり、割れたガラスの破片を素手で拾い、割れずに済んだ2リットルのペットボトルが2本も入ったエコバッグを持ち、自宅前まで送って下さったそうです。

 

夫はあまりの痛みに頭が回らずお礼を言うのが精一杯で、連絡先も聞けずきちんとしたお礼もできずに後悔しきりでした。

 

こんな話をある患者さんにしていたら、その患者さんが「恩送りでいいんじゃないですか」とおっしゃったのです。以前にもその患者さんと映画ペイ・フォワードの話や「恩送り」の話をしたことがありました。今こそその恩送りをしたらいいのではと、教えてくださいました。



直接インド人のドクターに恩返しができなくても、違う誰かに親切にすることでそのご恩を送っていく。夫はお礼ができなかったことを気に病んでいたけれど、そう考えたら、少し気が軽くなったそうです。

 

仕事では、患者さんからお怪我されたお話を聞くことがよくありますが、実際に自分の身に起こるとこんなに慌てるものなのかとも思ったそうです。今回のことは患者さんのお気持ちがさらによく分かる学びになったと二人で話しています。数週間たち、腿裏の肉離れも治り普段どおりの身のこなしになっていますのでご心配なく。

 


健やかな日々でありますように。

 

2026年9月18日金曜日

中秋の名月の『月見はり』

 毎月25日の「にこの日」に『こどものはり』の体験会を開催しています。



お子さまおひとりずつ施術いたします。こどものはりってどんな治療するのかなとご興味を持たれたら、ぜひいらしてください。

 

こどものはりは、小児鍼と呼ばれる特別な鍼を用いて、刺さずに皮膚をやさしくなでて施術します。やさしい刺激ですので痛みはありません。

 

夜泣き・寝ぐずり・鼻水・鼻づまり・いらいら・落ち着きがない・風邪・お腹の症状・・

そして、塾通いのお子さまの肩こりや疲労、風邪予防にもおすすめいたします。 

 

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今月は、『月見はり』という古くからの風習にあわせ、中秋の名月の9月25日(金)に開催します。 

 

『月見はり』は、陰暦の8月15日 中秋の名月の日に、子どもにはりをすることで健やかに過ごせるよう願い行われている風習です。夏の疲れをいやし、寒い冬を迎える前に風邪をひかない体づくりをするために、ちょうどよい時期です。元気に冬を過ごすためにおすすめです。

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◎  『月見はり』 開催日

 

年齢: 0歳(首が座ったお子さん)から12歳(中学入学前のお子さん)

日 時: 2026年9月25(金) 13:30~14:30

施術料: 500円 月見はり特別価格

 

※事前にお電話にてご予約下さい。

 


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2026年9月8日火曜日

台風がきても

先週はこの夏の猛暑の疲れに加え台風の影響などで体調を崩されている方が多く、食欲不振や胃のもたつき感など胃腸症状やめまい、だるさなどの症状をお持ちでした。



それぞれの方にあわせ、ツボを選び施術をしていくのはもちろんですが、日常生活で気をつけていただきたいことをお話しています。


 季節や気圧の変動に身体がついていけない方は、胃腸がよく働いていないことが多いです。今は皆さん忙しくお食事の時間も短く、他のことに気を取られながらお食事しているのかもしれません。噛む回数が少なく、あっという間に飲み込んでいませんか?


 胃は、飲み込んだ食物をおかゆ状にして小腸に送る働きをしています。2~3口噛んだだけの食べ物をおかゆ状にするのは胃の負担になります。おかゆ状にするために胃が長時間働き続けなくてはならないのです。よく噛んで唾液と十分に混ざった食べ物を胃に送るだけで胃の負担は減り、軽やかさが戻ってくると思います。絶食や断食をしたことのある方は同意していただけると思いますが、消化というのはとてもエネルギーを使うので、胃の負担を減らすことが結果として身体全体のだるさの軽減につながります。

 

患者さんには「30回噛んでから飲み込んでください」とお伝えしますが、次回の施術の際に「30回なんて噛めませんでした。いつの間にか口からなくなってしまいます。」とお話してくださる方の多いこと。普段のクセで舌が喉に食べ物を無意識に送り込んでしまうので、30回噛む前に口の中から食べ物がなくなってしまうのです。30回噛むクセがつくまでは、食事に集中して無意識に飲み込まない習慣を身に着けていただきたいなと思っています。



 どんなものを食べるのかも大事ですか、よく噛んでゆっくり食べるということがとても大事です。

胃腸を労ることが不調の改善や台風がきても乗り切れる身体につながります。その時の体調に合わせてできることから始めていきましょう。

 

健やかな日々でありますように。